この内容はFacebook「おとどけねっと」から転載しております。

文中の事柄、年月日はFacebook掲載当時の内容です。
文:アートディレクター 工藤知美  撮影:フォトグラファー 岡本智明


おとどけねっとでは、出張撮影でもこんなに大掛かりなセットを持ち込んで撮影に臨みます。テーブルの上の小道具たちも常にダンボール3〜4箱分!手持ちの小道具たちとそれらが活躍して撮影されたものをちょっと紹介します。

輪島塗の撮影2日目は、完成された漆器の作品撮り。ため息が出るような美しい色艶の漆器が桐箱から次々と取り出され、それらが美しい照明に照らされる様はどこまでも幻想的。
撮影は、周囲を布や紙で覆われて一切のものが映り込まないよう細心の注意を払って行われました。
工程や作品の写真は、来月3月より開催の輪島漆器商工業組合様主催「Wajima SakeCup-Project」の展示内、銀座ソニービルのデジタルサイネージにてご覧頂けます。
お近くにお立ち寄りの際はぜひご覧ください!

そして、いよいよ輪島塗の撮影です。撮影は2日間掛けて念入りに行われました。1日目の工程は私たちがまったく知らない世界!!思わず息を潜めてその厳粛な作業風景をカメラにおさめていきます。輪島は漆器に最適な気候と言われていて、一般的には乾燥する冬の気候でも毎日天気がぐずつくことで、湿気を保っていることなども大事な条件なのだそうです。
気が遠くなるほどの多い工程、専門工房での作業を経て、ようやく1つの漆器が完成します。
現在のファストファッション、安い使い捨て製品が横行する世の中で、末代まで受け継ぐ価値のある日本の伝統工芸の底力をまざまざと見せつけられ、芯から圧倒されました。


おとどけねっと(楽天市場支店)輪島塗Webショールーム >>
“輪島塗りを世界に!”というコンセプトの元、2016年3月から銀座ソニービルの大画面デジタルサイネージと展示スペースにて輪島漆器商工業組合様が主催する「Wajima SakeCup-Project」の展示が行われます。

撮影前に石川県産業創出機構能登サテライトにお邪魔して、輪島塗の撮影の事前打ち合わせを行いました。(高島所長、山下社長、カメラマン岡村、ディレクター工藤)今回撮影する写真はデジタルサイネージ以外にも、パンフレットにも使われます。

石川県と言えば日本海の海の幸がとても有名ですが、芸術や伝統工芸に秀でた県として有名です。輪島塗の県内にも優れた写真家や制作スタッフがいらっしゃる中、私たちを選んで頂き本当に光栄です…。

期待を超える写真をがんばって撮ってサプライズしていただきます!(^^)


石川県産業創出支援機構能登サテライト 高島所長と(株)ヒューマンウェアのメンバー

山形鋳物「清光堂」さんのHPとパンフレットが完成しました。
手創り製品の真髄、日用品の本質、作品としての美しさと完成度、創り手の温もり。
手に取ってその「本質」を知ることは、生き方に通じていると感じました。使い捨てとゴミばかりを生み続けている現代の商品経済に生きる私たち…ふと立ち止まってスイッチをひねるきっかけを与えてくれる気がしました。
清光堂さんの撮影は鉄瓶や釜の仕上がり時期に合わせて二回行われました。とっても温かい清光堂さんのご家族(九代目と十代目とその奥様たち)に囲まれて、本当に有難い時間でした。


実際のホームページはこちら >>
「慈久庵」。お蕎麦好きの方では知らない人がいないというほどの銘店、蕎麦名人も憧れるという、孤高の蕎麦名人小川宣夫さんのお店です。
小川さんは、焼畑による玄蕎麦作りから、蕎麦の石臼挽き、打ち、茹で、配膳し、お会計し、片付けるまでのすべての仕事をひとりで行っています。彼は、自分のお蕎麦やお客様への思いが他人に任せることによって途切れることを避けたいという一心でそうしていて、それどころかこの茅葺の建物も自分で設計し、家具も選んだのだそう。
彼の本質を徹底的に追求するその姿勢に突き動かされ、彼の代わりにイタコのようになって、ホームページが出来上がりました。
撮影は若葉、焼畑、紅葉、桜と四回も行ってじっくり作っています。
お蕎麦がお好きな方はぜひ一度行かれてみてくださいね。
「おとどけねっと」では乾麺や返し、つけ汁、そばまんじゅうなどを通販で購入することができます。


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東京月島の「肉のたかさご」さんのホームページと「たかさごの贈り物」パンフレットが出来上がりました。
こちらはテレビや雑誌などで何度も紹介されている有名店でデパートの催事などでもお見かけするのでご存知の方も多いかと思います。時代の流れがどんなに変わっても一切材料に妥協せず、頑固に味を貫いているたかさごさんのお肉やお肉料理はどれも「さすがお肉専門店!」と言えるお味です。
下町人情味あふれるたかさごさん、ぜひ一度実店舗にも足を運んでみてくださいね!


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潮来市商工会様ご依頼の「潮来にしくらの手焼せんべい」のホームページ用&おとどけねっと販売用の撮影に行ってきました。
「カランコロン」と耳に心地よいおせんべいをひっくり返す音、4人の兄弟とそのご両親家族総出で仲良くおせんべいを焼いている笑顔がとても素敵!ひっきりなしに訪れる地元のお客様もおせんべいを焼く香ばしい匂いに誘われているのかな…。炭火でじっくり焼いたおせんべいをお醤油にじゅっと付けて…その味を想像してみてください!
勝手に名付けさせていただくと「シアワセを呼ぶおせんべい」。何しろこのご家族、本当にみんな仲良く芯から幸せそうだったのがとても印象的だったのです。
おとどけねっとにも近々登場します。お楽しみに!


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横浜の港の見える丘公園から近い「本牧」というエリアにある「本牧館」という地元にこよなく愛されるパン屋さんのホームページを制作中につき、撮影をしてきました。パンの種類は実に多く、広い店内を埋め尽くすよりどりみどりのパンたち。撮影をするタイミングが取れないほどひっきりなしのお客様は決まって両手に袋を下げてたくさんお買い上げになられていきます。
私もお昼には撮影を休んで自分の好きなパンを買って頂きましたが、手作りミートローフを挟んだパン、チーズがたっぷり入ったバゲット、揚げたてのメンチカツパン、ドライフルーツがぎっしりつまったパンなど、どれも絶品でした。
ちなみに欲張ってしまいプレーンなパンを頂くことはなかったのですが、一番人気は普通の食パンだということですよ。ぜひお近くに行かれた際は本牧館さんにお立ち寄りになってください。


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「おとどけねっと」で取り扱っている商品は滅多に店頭ではお目にかかれないものばかりなのですが、ヒット商品の中には、店舗での取り扱いがあとから始まったものがいくつかあります。
例えば東銀座の「歌舞伎座」で買うことができる「慈久庵そばまんじゅう」と「そーのそののジャム」。(ジャムは歌舞伎座内の「喫茶室檜」のスイーツメニューにも採用されています)。
あのDEAN&DELUCAでも「慈久庵」の乾麺、もり汁、本返しを買うことができます。もちろん通販で買うことができるのは「おとどけねっと」だけ!
そばまんじゅうの歌舞伎座用パッケージも私がデザインしています。甘さ控えめ、十勝産の小豆に自家製粉の粗挽き粉を使ったこだわりの品。お近くに行かれた際にはぜひ!


おとどけねっと(楽天市場支店)慈久庵店舗 >>
能登半島は、輪島塗のほかにも、日本海に面した恵まれた立地が産む、天然の海の幸、山の幸がいっぱい!輪島塗の撮影の前日には、このとびきり美味しいセレクト物産の撮影を能登空港内の総合庁舎内調理施設をお借りして撮影を行いました。
石川県産業創出支援機構の職員の方々の商品開発と販路拡大を支援されている姿がとても印象的!みなさん生産者の方と同じかそれ以上に熱心で詳しくて…「機能している!」と感動しました。
骨まで食べられるのどぐろのやわらか煮、焼き魚、あわびやかになどの炊き込みご飯、のとやさんの自家製野菜の具沢山みそ鍋(すごい量でびっくりです。コスパ良すぎ!)、完熟手詰みのブルーベリー農家さんのブルーベリーなど、どれも地元の女性たちが自分や家族が大満足するものばかりを作っている本気の逸品ばかり!
おとどけねっとでも早くも紹介されていてこの逸品、手に入ります!
ぜひご覧になってみてくださいね。


能登の女性たちがつくる逸品(真空包装機+おとどけねっと)楽天市場支店 >>